雨の中、自転車で近所のコンビニに向かいます。現実に近い風景です。
交差点で、道の向こうに若い男性らしき人が立っています。顔は見えません。
私は左に曲がりますが、「あれ超能力じゃない?」と女性のはしゃぐ声が聞こえたので自転車を降りて振り返ります。すると、道を渡った男性が立ち止まっていて、目線の先に、地面から水が一筋、人の背の高さに噴き出しているのが見えます。
何が起きるんだろう、と見守っていましたが、男性は間も無く歩き去ったので、「超能力でなく自然現象だったのかな」と思い再びコンビニを目指します。川沿いの道を進みます。
途中、二人組の女の子がお喋りをしながら並んで自転車を漕いでいます。
早くコンビニに行きたい私は二人が邪魔で気になりました。
そこで道幅は十分あるのに、なぜか二人の間を割って追い越しました。女の子達は「あっ、すみませーん」と言い、気を悪くした様子もありませんでした。
川沿いの道は続きます。コンビニにはまだ着きません。
もしかして通り過ぎちゃったかも、と思っていると、道を渡る手前で、急にきめ細かい黒煙が噴き出し拡がってゆくのが見えました。
工場か何かで異常が起きたとしか思えず、私は煙を吸い込まないように息を止めて引き返します。引き返す途中、自転車に跨ったまま煙を眺めるおじさんが、「あれは水素ガスやね」と呟いていました。
おじさんは逃げる様子もなかったので、危険な煙ではないのかもと思う反面、水素ガスなら大爆発するのでは…?とも思え、ただ遠ざかることに専念しました。コンビニにはまだ着きません。
黒煙の影響か、空が暗くなってきました。
すると、川向こうに何か灯りが見えて、そこを中心に大量のラジコン大の飛行機が旋回し始めました。
大変な数と密度です。私のそばにも何度かやって来ました。この飛行機はレーダーか何かで、私が不審な動きをしたら攻撃されるんだろうな。あの灯りのもとにはすごい秘密があってそれを守っているんだろう。と私は慄きました。
おかしなことが続くな。戦争が始まるのかな、と考えつつ、気配を殺しながらコンビニを目指しました。そしてついに目標のコンビニにたどり着きます。
人がたくさんいます。
心なしか空も明るさを取り戻し、飛行機も飛んでいません。
私は安心して、今日は贅沢して雑誌も買ってしまおうかと本に手を伸ばしたところで夢はおしまいです。
夢占いの結果
リスクのないリターンほど、つまらない退屈なものはありません。
あなたの計画には危なっかしいところもありますが、だからこそ、目標達成までの間もワクワクしていられるのです。
夢のキーワード(夢辞典)
雨→執着
自転車→自立、調和
若い男性→刺激
噴水→感情、発散
川、道→計画、工程
女の子→未来、未熟、可能性
煙→主張、活動
暗い→不安、吸収
飛行機→活動
攻撃→解決
雑誌→情報