物語の主人公は自分ではない。
死神ふたりが何かを探す 見つかったが少量で持ち帰るほどではない。
先ほどは探し物のために4人も殺したのになにも見つからなかった。少女がいた。川に打ち捨てられた棚の上に座って。
彼女には寿命がない。
一緒に時を共にした男は死んだ。少女に死神が探し物の在り処をたずねる。
だが少女は見当違いのものばかり答える。
粉に埋れた魚のしっぽ。プラスチック。少女は他の寿命のないものと違い心 があるような気がした。
男が死ぬまでにわずかに学んだようだ。彼女を俯瞰から見ていた俺はその女の子に恋をした。
生きがいのなさそうな彼女にこう言った。「一緒に死なないか?」
俺はなぜか自分が短いことがわかっていた。
彼女は「そういうと思った。」とひとこと。
夢占いの結果
「やればできる」という実例は身近にいくつもありますが、そのことから、手遅れ感をもってしまっています。
夢のキーワード(夢辞典)
死に神→依存
探す→ためらい
少女→未来、可能性
川→境界、仕切り
恋→期待、目標
死→再生